Nucleus Paragon V2 詳細(Paragon コーヒーの核心)













Paragon(パラゴン)は抽出技法と商品の国際特許を取得。コーヒードリップ時に揮発する香気成分を液体に閉じ込める、全く新しいブリューイングデバイスです。
<Paragonとは?>(Paragon コーヒーのコンセプト)
2022年9月に開催されたオーストラリアのMICE(※1)にて発表された新たなブリューイングデバイスです。WBC(※2)2015年世界チャンピオンのササ・セスティック氏とスイスのコーヒーエクセレンスセンターのトップであるチャハン氏により共同開発されました。抽出液を冷やすこの方法を“Extract Chilling”(冷却抽出)と表現しています。
※1:MICE…Melbourne International Coffee Expo。アジア太平洋地域最大級のコーヒー専門展示会。
※2:WBC…World Barista Championship。WCE主催の国際コーヒーコンテスト。
<効果と目的>
チャハン氏の研究結果により、抽出後のコーヒーは空気との寒暖差によって香気成分が揮発してしまうことが証明されました。つまり、フレーバーの一部が液体に滞留できていないことを意味します。そこで目を付けたのが、多くの成分を含む抽出前半部分。Paragonでは抽出前半のコーヒー液をアイスロックに触れさせることにより空気との寒暖差を最小限に抑えます。それにより、揮発していたフレーバーの約40%を液体へ滞留させることが可能となりました。これは「Paragon コーヒー」の明確な強みです。
<使用方法>(Extract Chilling の始め方)
- ドリッパーを最上部のホルダーにセット(一般的なドリッパーはほぼ使用可能)。
- ペーパーフィルターの先端から5mm以内にアイスロック(金色のボール)をセット。
※アイスロックは-10℃~-20℃でしっかり冷却。 - 抽出前半の25%を冷やすことからスタート。冷やす長さによって風味が変わるため、お好みの“Extract Chilling”を見つけてください。抽出時間管理にはコーヒー用のデジタルスケールがおすすめ。
パラゴン コーヒーのよくある質問(FAQ)
- Q. Paragon コーヒーでおすすめのドリッパーはありますか?
- A. 一般的なドリッパーはほぼ使用可能(ハリオ、カリタ、メリタ、コーノ等)。アイスロックへ均一にコーヒーを当てる観点では、円錐式(ハリオ・コーノなど)や Suprima Dripper SD1 をおすすめします。