1. エスプレッソマシン
ラテアートの土台となるのは、濃厚なエスプレッソです。安定してエスプレッソが抽出できるマシンは、ラテアートには欠かせません。
エスプレッソマシンには「業務用」と「家庭用」がありますが、入門には家庭用エスプレッソマシンがおすすめです。 業務用のように同時抽出はできませんが、1~3万円台から始められ、スチーム機能付きのモデルなら自宅でも十分にラテアートを楽しめます。
自宅のエスプレッソマシンでも、ちょっとしたコツと道具があれば、ハートやリーフなどのラテアートを楽しめます。
このページでは、ラテアートの基本から必須アイテム、Fa Coffeeおすすめの「ラテアート入門3点セット」まで、まとめてご紹介します。
ラテアートとは、抽出したエスプレッソにスチームしたミルクを注ぎながら、表面に模様や絵を描く技法のことです。 カフェで見かけるハートやリーフ、動物のイラストなどが代表的なラテアートです。
ラテアートには大きく分けて2つのスタイルがあります。
フリーポアは、スチームドミルクをピッチャーから直接注ぎ、注ぐ位置や量・リズムをコントロールして模様を描く技法です。 ハートやリーフ(ロゼッタ)など、ラテアートの代表的なパターンはフリーポアで描かれます。
エッチングは、表面に浮かんだミルクの泡を、楊枝やカクテルピン、スプーンなどでなぞりながら模様やキャラクターを描く技法です。 ネコやクマなどの動物モチーフや、文字・メッセージなど、イラスト表現の幅が広がります。
自宅でラテアートを楽しむためには、最低限そろえておきたい3つの基本アイテムがあります。 どれも「ラテアートのやりやすさ」を左右する大切な道具です。
ラテアートの土台となるのは、濃厚なエスプレッソです。安定してエスプレッソが抽出できるマシンは、ラテアートには欠かせません。
エスプレッソマシンには「業務用」と「家庭用」がありますが、入門には家庭用エスプレッソマシンがおすすめです。 業務用のように同時抽出はできませんが、1~3万円台から始められ、スチーム機能付きのモデルなら自宅でも十分にラテアートを楽しめます。
スチームしたミルクを受け、注ぎながらラテアートを描くための専用ピッチャーです。 注ぎ口の形や容量によって、描きやすさが大きく変わります。
家庭用マシンはスチームノズルが短めなことが多いため、 12oz(約360ml)程度のやや浅めのピッチャーが扱いやすくおすすめです。
エスプレッソを受け、ラテアートを描くためのカップです。 デザインだけでなく、カップの形状がラテアートの描きやすさに直結します。
底が丸く、内側のラインがなめらかにつながっているカップは、ミルクがスムーズに流れ、模様が描きやすくなります。 6~8oz程度のラテボウルが、練習用としてバランスがよくおすすめです。
Fa Coffeeでは、「エスプレッソマシン」「ミルクピッチャー」「ラテボウル」の ラテアートに必要な3アイテムを組み合わせた入門3点セットをご用意しています。
すべてのセットが送料無料・5%OFF・ポイント5倍の対象。 カップの色やピッチャーの種類の違いから、お好みに合わせてお選びいただけます。
ラテアート入門3点セット
(Revolutionピッチャー/ラテボウル白)
扱いやすいRevolutionピッチャーと、ラテアートに適した白のラテボウルを組み合わせた王道セット。 ミルクの色がはっきり見えるので、練習用として特におすすめです。
ラテアート入門3点セット
(Revolutionピッチャー/ラテボウル黒)
同じRevolutionピッチャーに、落ち着いた印象の黒いラテボウルを組み合わせたセット。 インテリアや他の食器とトーンを揃えたい方におすすめです。
ラテアート入門3点セット
(RW目盛り付きピッチャー/ラテボウル白)
ミルク量が一目で分かるRW目盛り付きピッチャーと、汎用性の高い白ボウルの組み合わせ。 毎回同じ条件で練習したい方や、ラテアートの再現性を高めたい方に最適です。
ラテアート入門3点セット
(RW目盛り付きピッチャー/ラテボウル黒)
目盛り付きピッチャーの機能性に、黒ボウルの存在感をプラスしたセット。 キッチン周りをスタイリッシュにまとめたい方におすすめです。
ここでは、ラテアートの基本となるハートの描き方を、7つのステップでご紹介します。 使用しているマシンはセットの機種とは異なりますが、基本の流れは同じです。
① エスプレッソの抽出
まずはカップにエスプレッソを抽出します。クレマがしっかりと乗った状態を目指します。
② ミルクのスチーミング
冷たいミルクをピッチャーに入れ、きめ細かいフォームができるようにスチームします。
表面がなめらかでツヤのある状態が理想です。
③ カップの中心にミルクを投入
カップをおよそ45度に傾け、カップの一番深い部分を狙ってミルクを注ぎます。
ピッチャーとカップが「カツン」と触れるくらい近づけ、クレマの下にミルクを滑り込ませるイメージです。
④ クレマの下にミルクを落とし込む
ピッチャーの位置を少しだけ高くし、クレマの下にミルクの層を作るつもりで注ぎ続けます。
ミルクが早めに浮いてきた場合は、注ぐミルクで再びクレマの下に押し戻すイメージで調整します。
⑤ ピッチャーの先を液面に近づける
カップの液面が半分ほどになったら、ピッチャーの注ぎ口を液面近くまで近づけます。
泡の層とミルクが反発し合い、白いミルクの「丸」が浮き上がってきます。
早いタイミングで近づけると大きな丸に、遅く近づけると小さな丸になります。
⑥ ミルクで切りながら仕上げ
カップの縁ギリギリまできたら、ピッチャーを少し持ち上げ、
浮かんだ丸の中央を通るように細くミルクを注いで「スッ」と切ります。
これがハートのくびれ部分になります。
⑦ ハートの完成!
きれいなハートは、ラテアートの基礎でありながら、実はとても奥の深いデザインです。
真ん中にまっすぐ注ぐこと、カップの角度と注ぐスピードを一定に保つことが上達への近道です。
番外編:エスプレッソ抽出とミルクスチーム、どちらを先にやる?
→ 練習目的か、飲んで楽しむかで使い分けるのがおすすめです。
家庭用エスプレッソマシンの多くはシングルボイラーのため、 「エスプレッソの抽出」と「ミルクのスチーミング」を同時に行うことができません。
最終的にはお好みや楽しみ方次第ですが、 「今日はアートの練習」「今日は一杯を味わう」と目的で使い分けてみると良いでしょう。
家庭用エスプレッソマシンをお使いの方へ
家庭用エスプレッソマシン(シングルボイラー)の構造や、 「ミルクのスチーム後、すぐにエスプレッソ抽出をしてはいけない理由」など、 よくある失敗と注意点をまとめた解説ページをご用意しています。
安全にエスプレッソを楽しむためにも、ぜひ一度 「家庭用エスプレッソマシンのよくある失敗事例」 をご覧ください。
ラテアートに慣れてきたら、より安定した抽出と作業効率アップのために、レベルアップ用のアイテムも揃えていくと快適です。
エスプレッソ用の極細挽きができるグラインダーがあれば、抽出スピードの調整や味わいの作り込みがしやすくなります。 焙煎所やお店で挽いてもらう場合は「エスプレッソ用で」と伝えましょう。
タンパーは、フィルターに入れたエスプレッソの粉を均一に tamp(押し固める)するための道具です。 付属のプラスチック製から、金属製のしっかりしたものに変えると、抽出の安定度がぐっと高まります。
お使いのマシンによって適切なサイズが異なるため、フィルターの内径を測ってから選ぶのがおすすめです。 本ページで紹介している「TH-W030」は58mm以下のタンパーがご使用いただけます。
抽出したエスプレッソの量を確認したり、ダブルショットを2つのカップに分けたりする際に便利なショットグラス。 目盛り付きのタイプなら、抽出量のコントロールにも役立ちます。
抽出後のコーヒーパック(粉)をノックして捨てるための専用ボックスです。 自宅では必須ではありませんが、ラテアートを繰り返し練習する方や、来客用に何杯も抽出する場合にはあると便利です。
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