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フェアトレードとは

世界のコーヒー生産者は、約2500万人以上もいると言われております。
そして世界のコーヒー豆の生産の約70%は10ha未満の小規模農園で生産されており、その大半は1〜5haの家族経営の農園です。
いま世界のコーヒー市場は、市場の管理が失われ、受給バランスが大きく崩れております。
主な原因には、生産量世界一のブラジルの霜害(1994年、1995年、1997年)をきっかけに、コーヒー豆の価格が急騰し、コーヒー市場に多くの国や農家が新規に参入してきました。
またブラジルなどの大手生産国は、機械化と集約的生産方法、霜害多発地域からの産地の移動によって、生産量を大きく伸ばしてきています。
一方、需要に関しては、東欧諸国や新興国のような新規市場は、需要が拡大していますが、先進国市場の需要は停滞をしております。
供給過剰、生産高増加、需要停滞が重なった結果、現在市場のバランスが崩れてしまっているのです。
その結果として、小規模農園は貧しく、苦しい経営を余儀なくされています。
少々古いデータ(2002年2月)ではありますが、ある農家が仲買人に1kg当たり0.14ドルでコーヒー生豆を販売しました。これが地元の加工所〜輸出業者〜輸入業者〜焙煎業者〜スーパー小売りという流通過程を経て、最終的な店頭での平均的インスタントコーヒーの小売り価格は、なんと1kg当たり26.40ドルにまで跳ね上がってしまいます。
このような状況を改善するためにも、フェアトレードが「希望の光」と言われています。
事実、フェアトレード取引をしている農家では、これまでの取引価格の2倍以上の価格で、コーヒー生豆の取引が行われており、生産農家や生産組合の生活や運営も、大きく改善されたと言われております。

フェアトレードに関して

フェアトレードとは、直訳しますと「公正な取引」の意味になります。
発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することを通じて、立場の弱い発展途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す運動です。
主な品目としてコーヒー、バナナ、カカオのような食品、手工芸品、衣服があり、オルタナティブ・トレード(Alternative Trade)とも言われております。
「公正な取引」という表現は、政府との関係がある組織(例:公正取引委員会)にも使われているので、誤解を招かないように「適正な報酬での取引」という表現も使われたりもしています。
フェアトレードは、需要や市場価格の変動によって、生産者が不当に安い価格で買い叩かれたり、あるいは恒常的な低賃金での労働者が発生することを防ぎ、また児童労働や貧困による乱開発という形での環境破壊を防ぐことを目的としており、最終的には生産者・労働者の権利や知識、技術の向上によるそれぞれの自立を目指しています。
国際フェアトレード基準では、生産者の持続可能な生産と生活を支えるために必要な「フェアトレード最低価格」が定められており、国際市場価格がどんなに下落をしても、輸入業者は「フェアトレード最低価格」以上を生産者組合に保証しなければいけません。
例えば、アラビカコーヒーのフェアトレード最低価格は1ポンド当たり140セント(2011年4月1日から新価格。以前は125セント)。有機認証のコーヒーならばさらに30セント(以前は20セント)の上乗せの保証になります。

さらに、1ポンドあたり20セント(以前は10セント)のプレミアム(いわゆる奨励金)が、輸入業者から生産者組合に保証されます。それによって生産者組合は、自分たちでその使途を決定して、生産技術の向上や機器・機材の購入、または生産地域における学校やクリニックの建設といった、生産地域の発展に寄与することが可能になります。
例えばレギュラーコーヒー150g製品の場合であれば、プレミアム金額は約8円で、コーヒー1杯に換算するとわずか0.6円程度ですが、生産者組合には取引高に応じたまとまった金額になり、生産地域の発展に大きな成果が出始めております。
Fa Coffeeでは、店舗名(Fa Coffee:Fairtrade Assist Coffee)にもその思いを込め、このフェアトレード運動に共感・賛同し、コーヒーを通じて、現地の生産者や労働者およびその家族の生活改善、権利、知識そして自立を支援して行きたいと考えております。 そして、このフェアトレード運動に同じく共感して頂き、同じ価値基準を持たれた消費者の皆さまに、世界から美味しいフェアトレード豆をご提供いたします。

フェアトレード豆にこだわる理由

コーヒー豆の公正な取引を通じて、社会に貢献する

フェアトレード豆を取り扱うことによって、少しでも生産農家の方々の生活改善の一助になりたいと願っており、一人でも多くの子供が学校で学ぶ事ができる環境を助けたいと願っています。

一般的に知られた定番商品以外にも、まだまだ美味しいコーヒーが沢山ある

一般的に知られた定番商品や、既に高級ブランドになっている銘柄以外にも、まだまだ世界には知られていない、美味しいコーヒーが沢山あります。
小規模農園で生産され、まだ広く一般に認知されていないコーヒーを、フェアトレード豆として提供します。

日系移民とコーヒーの関係

多くの日本人が世界各国に移民として移住しており、とりわけブラジルとハワイのその数は多く、ブラジルは当時の移民者の実に8割がコーヒー栽培に従事したとの記録もあります。
また、ハワイ島コナでも、1899年に世界のコーヒー市場が暴落し、大農園のオーナーたちはコナコーヒー栽培は採算が合わないとして辞める事を決め、農地を小さく分けて従業員に安い料金でリースすることにしました。日系人がこれをチャンスととらえて小さな農園のオーナーとなり、手間ひまがかかるコナコーヒー栽培を忍耐強く続けて、現在のコナコーヒーがあります。
我々日本人の先輩達が苦労して築いてきたコーヒー文化が世界にあります。そして今また、世界で小さな生産者農園が苦労をしながら、一所懸命に努力をしています。そんな生産者達を応援するのも、フェアトレード運動であり、フェアトレード豆だと思っています。

消費者マインドの変化に対応する

近年では、消費者の購買マインドが変化しているように思います。
従来の価値基準は「他人からどうみられるか」を意識し、「誰よりも早く」、「誰も持ってない」限定品やブランドを手に入れることに価値を求めていました。
しかし、現在は「自分らしさ」を意識し、自らのセンスやスタイルを追求するためのモノやコトに価値を見出していると考えられています。
フェアトレードのコーヒー豆は、そのような価値基準を持たれた方々に、ぜひ味わって頂きたいと思っています。

理由が入ります

私どもは、ビジネスを行う上で、今後ますます環境に対する認識を強く・高くする必要があります。
それは、企業における社会的責任としても、最重要課題であると思っております。
とりわけ「地球温暖化対策」に関しては、喫緊の課題であると認識をしており、地球温暖化が進むことによって、既にご承知の通りですが、異常気象や自然生態系、農業への影響などが心配されております。
私どもは環境保全活動を行う一環としても、フェアトレード豆を多く取り扱うことによって、生産地の環境保全の一助を行い、今後とも末永く美味しいコーヒーを飲むことができる社会を創りたいと考えております。